アメリカンエキスプレスサービスアカデミー

毎年、この時期にアメリカン・エキスプレス社の協賛で実施される「アメリカン・エキスプレス・サービス・アカデミー」という研修の講師をさせていただいています。
この研修は全国の社会的な活動をされている方々を対象に実施されているものですが、研修受講料だけでなく、宿泊研修の宿泊費、食費などもすべてアメリカンエキスプレス社は負担をしてくださっています。
本当にすごい研修だと思います。

この研修では、自団体の「サービス」について見直す訳ですが、クレジットカード会社にとって「サービス」とは何かという問いは非常に面白いものです。
単に決済を簡便に行うことができるというだけであれば、どのクレジット会社も同じです。もちろん加盟店の数などによって、決済の簡便さに差がありますが、最近はどのクレジットでもほぼどこの店舗でも使えるようになっています。
そのような状況の中で、自社のクレジットカードをどのようにして選んでもらうのか、そこに各社とも知恵を絞っているようです。

アメリカンエキスプレス社のPR動画を見ると、同社が顧客の安全を徹底して守ろうとする姿勢が強く伝わってきます。2004年のスマトラ沖地震のあとの顧客への対応、離島で病気に罹った顧客への対応、様々な危機的な場面で、同社はあらゆる手段を講じて顧客の安全を守ろうとしていました。
ある意味、それが同社のサービスといえるのかもしれません。

決済ができるプラスティックのカードにどれだけの付加価値を付けていくのか。それによって、それぞれのクレジット会社に差がつくのですね。

私たちの団体の活動も目に見えない「サービス」を提供しています。
目に見えないからこそ、小さなことへのこだわりがとても大切な気がします。(のじま)