バランス感覚

「こまいさん。正直、自分でなんでもできるって思ってるでしょ?」

学生の時、ある後輩から言われた言葉です。

別に嫌味でもなんでもなく、ただ純粋に。多分、彼なりに悩んでいて。
僕もそう思ってるけど、あなたもそうでしょ、チームメイトは必要ですか?

そういう意味だったんじゃないかなと思う。

それはなんていうか、とても難しい問いで、

もちろん、1人でできることなんて、全然なくて、
たくさんの人たちの手を借りて、やっと実現することばかりだ。
1人でやるよりも、多くの人の力がきちんと合わさったほうが、きっと大きなことができるのだと思う。

それはなんていうか、当たり前にそうだし、当たり前だからこそ、
絶対に忘れてはいけなくて、
もっとたくさんの人と一緒にできる方法を考えなきゃいけないし、
喜んで協力してくれる人を増やすために、尽力し続けなければならないのだと思う。

だけど、一方で、1人ではなにもできないと思うこととはまた違うと思う。
どんな局面であれ、自分でなんとかできるんじゃないか、なんとかしなければいけない、
そう思うこともまた大切な気がする。

たとえ自分一人であっても、どうにかするんだ、と思っているような人だからこそ、
たくさんの人が協力しようと思うような気もする。

でもそれは、だから、一人でやろう。という結論になってはいけないのだとも思う。
自分で何とかするんだという覚悟や想いと、
自分1人でやれることはここまでだ、という冷静な分析が同居している状態。

それは、目の前のことと、未来のことを切り分けて考えることに似ているように思う。
考えてどうにかなることと、考えても仕方がないことを切り分けることに似ているように思う。

なんていうか、こう、、全然うまくまとめられないですが、
最近みんなと話している中で、そんな視点を持ってみてもいいのではないかなと思ったというお話です。

こまい