組織文化というもの

昨年からどっぷりと役所生活に使っていますが、やはり民間と役所では組織文化が大きく異なります。
特に違いを強く感じるのは、様々な儀式のときです。零細NPOでは、特に儀式らしいものはほとんどなく、退職する職員がいたときにみんなで送り出す退職式があるくらいです。
しかし役所では節目節目に様々な儀式があります。1年の終わりには仕事納め式、年始には仕事始め式。その間、1週間も空いていないのに、ぞれぞれと年末の挨拶回りと年始の挨拶回りが行われたりします。
3月、4月は年度替わりなので、退職する職員の退職式、4月に入ると新入職員や人事異動の辞令交付式、教育委員会ではさらに「始業式」という式典もあります。この始業式というのは、学校で行われるものとは違い、教育委員会の幹部職員や市内の小中高高の校長先生などが集まり、新年度の開始にあたり、行われるものです。
そういえば神戸市は今年度から辞令交付をメールで行うようにしたそうですが、確かに紙の辞令交付をしようとするとかなりの手間と時間がかかります。そういう意味では、神戸市の英断はとても効率的だと思うのですが、個人的には辞令交付式のピリッとした空気感も嫌いじゃなかったります。
儀式が多すぎるのも非効率ですが、節目節目を確認することも、大事だと思ったりする、今日この頃です。(のじま)