その可能性はすでに考えた

『その可能性はすでに考えた』

その可能性はすでに考えた (講談社文庫)

その可能性はすでに考えた (講談社文庫)

先日本屋で見つけたこの小説
最近、新しいミステリーを見つけれてなかった私としては、
題名に興味を持ちついつい買ってしまいました。

通常のミステリーであれば
殺人事件→密室→探偵がんばる→解決!!
といった定番の流れなのですが、
この小説では、主人公の探偵が奇跡を証明するために、
すべてのトリックが不成立であるということを証明するという
かなり斬新な設定になっています!

なので、探偵の適役が不可能犯罪の可能性だけを考えて無茶な仮説を立て、
探偵がその可能性を潰していくという、仮説→論破→仮説→論破→奇跡!!
といった今までにないミステリーの流れについつい一気に読んでしまいます。

久々におもしろい小説に出会えました。

あと最近のおすすめは森博嗣のWシリーズなんかもおすすめですが、
こちらはまたの機会に!!

松本