4回生の方へ

4回生の皆さま

ご卒業おめでとうございます。
特に卒業パーティーでは、話す機会もなかったので、この場で少し話ができればと思っています。

私もブレーンヒューマニティーに入り、4年と半年が経ちました。
月日が経つのがかなり早いです。
BHに入りいろいろな学生を見てきましたが、始めて1回生のころを知りながら、4回生として送り出す代になります。

この4年間は皆さんにとってどんな時間だったのでしょうか。

4年間ずっと一緒だったと言えど、
自分自身委託系の仕事が多いので、
ずっと同じ人を見ていることや同じ事業部を担当していることもなく、
委託キャンプや学習支援などに来てもらいながら、関わることが多かった様に思います。

ただ、1イベントを企画するにあたり、
この人に入ってほしいなと思う人はいつも今の4回生だった様に思います。

1年生の時は、頼りない部分も多かったのかもしれませんが、
4年間という月日がこんなにも頼れる存在に成長させるのかと思うのと、
自分の4年間の成長しなさに反省させられます。

先日、連携している専門学校の卒業式に参加しました。
そんな式で校長先生が話した言葉が印象的だったので、少し伝えたいなと思います。

「2年間という月日の中で、今日卒業される皆さんは、
実習に勤しみ、多くのスキルや資格を取得し、本校を卒業するのだと思います。
ただ、今後数十年では、人口知能やAIの発展によって、
みなさんがこれから就かれる職業も、多くの人がロボットにとって変わられることになります。
ただ、私が2年間で学んだことはスキルや資格だけではないと私は思っています。
技能面だけであれば、もちろんロボットでも可能な領域も多いと思いますが、
ただ、私は皆さんがこの学校で学んだことの一番大きな部分は人との関りだと考えています。
どうすれば、お客さんに喜んでもらえるのかを、日々の生活や実習で、多くの人に教えられ、
周りの友人と一緒に体得しているのだと思います。
このん人間の温かさの部分はきっとロボットには表すことができないのだと思います。
これから先、人類の発展によって、今から予想できない社会が待っていると思いますが、
きっと皆さんなら、その社会を乗り越えると考えています。」

BHの価値は卒業生が作り出すのだと思っています。
学生時代、BHに入った皆さんは、おそらく周りの友達よりも少し早く社会に出ています。

学生時代に「なんでこんな大変なんだろう」「しんどいな」と周りに楽しそうに遊ぶ友達を見ながら、思っていたこともあるかもしれません。
ただ、それを耐え抜いた皆さんは、社会人になり、
周りが「社会人しんどい」「理不尽な事ばっかり言われる」などを話す同期を
きっと「なんでこの人はこんなことを言っているんだろう」と思うはずです。
みんなが何時間もかかってやっている仕事が1時間くらいで終わるはずです。

自分のことよりも、利用者のことや、社会のことを第一に考えるような視点にもすでになっているはずです。

学校ではきっと与えられることしかないので、それが当たり前になっている人も多くいますが、
みんなは「自分で造る」楽しさを知っています。

ここからは、もしかしたら、逆襲の時間なのかもしれません。
社会人になり、すべての枷を外して、存分に暴れまわってください。

AIにも人口知能にも負けないみなさんなりの強みがきっとBHの活動を含む4年間を通して備わっていると思います。

社会人楽しんでください!本当に卒業おめでとう!!

(片岡)