ご卒業おめでとうございます

今日はBHの4年生の卒業パーティーでした。

BHでの仲間は友人というには自分のことをさらけ出しすぎていて、
親友というには、なんだか違う感じがします。
おそらく戦友という言葉が僕らの関係にはとてもぴったりな言葉
なのだと思います。

私が在校生の時にある先輩が言っていました。
もう誰の言葉かは思い出せませんがその言葉がすごく印象に残っています。

「BHでの時間は夏休みのようだった」

もしかしたら少し違ったニュアンスかもしれませんが、
ふとこの言葉を思い出して意味を考えてしまうことがありました。
結局在学中はその言葉の真意はわかりませんでした。
でも卒業して、社会に出て、働いてみてなんとなくその言葉の意味が
わかるようになってきました。

自分の好きな仲間と誰かのために本気で企画を作っている時間
心許せる仲間と本気でアホなことができる時間
深夜にラーメンとか温泉とかいって話している時間

私にとって人生ではじめて本気でなにをしたあの4年間は、
ともて充実して楽しくてそしてあっという間だった。

同じ時間に出勤して、みんなと同じ格好で働いてそんな時間に
ふと思い出してしまうあの思い出は確かに夏休みのようであったと。

そして、いろんな経験をして、学んで、時には遠出をして怒られて、
そんな経験も確かに夏休みのようであったと。

さて、卒業生のみなさんご卒業おめでとうございます。

今日、壇上に立っていたみなさんの一言一言はとても力強く、
それぞれに意味を持ち、みなさんを形作ったものなのだと思います。
あんなことを話せるみなさんのこの4年間に積み上げたものはとても価値があるものだと思います。

途中で投げ出してしまうことも簡単だと思います。
ただ、1つのことを投げ出さずに成し遂げたみなさんの活動はとても価値があるものだと思います。

私からみなさんに送る言葉はあの舞台では特になにもありませんでした。
私はいつでもBHの事務所にいて、みなさんの後輩が活動できる場所を、
みなさんが帰ってこれる場所を維持するためにがんばりますね。

よく、結果がすべてだと私はみなさんに伝えます。
どんなにがんばってもどんなに努力しても結果がでなければ意味がないと。

でも私は知っています。
みんながとても努力して、がんばってこの4年間を子どもたちのために使っていたことを。
友達の約束よりも、サークルよりも子どもたちのためにその時間を使っていたことを。

このがんばりの結果はきっと目には見えないものなのだと思います。
そしてこれからの時間でみなさんが気づいていけるものなのだと思います。

ほんとうに4年間お疲れさまでした。
そしてありがとうございます。
いってらっしゃい。

松本