ドキドキの3日間

今日はとある自治体のプロポーザルの結果発表。

3日前にプレゼンを終えて、3日間なんとも言えない感情で過ごしていた。
現在実施している事業だけに、継続して実施したいという想いはある。

プレゼンにも、準備をしっかりして、
話す内容も練習して、当日は挑んだ。

ただ、プレゼンも言いたい事がなかなか言えず、いつもよりも出来は良くない。
さらに、プレゼンの最後に審査委員の方から聞かれた「この事業に対する想いは?」という質問に、うまく答えられなかった。

終わってから、後悔の念と、
落としてしまったら、現場の職員や学生たちに申し訳ないなという気持ちとで、
かなりネガティブな思考が回り巡っていた。

もちろん今やっているものが、完成形ではないと思っているし、
まだまだやりたいこと、やらねばならないことはたくさんある。

でも現場に行くと、生徒たちが本当に大学生とよく話している。
「あの先生は今日こないの?」「あの先生が来ないから勉強したくない」
そんな声が聞こえてくる。

学生たちもこの教室が本当に好きで、シフトはいつもすぐに埋まってしまう。

そんな場所を自分の力量のなさでなくなってしまうかもと思うと、耐えきれなくなった。

最後うまく話せなかったが、一番言いたかったことは、
この生徒たちと大学生の関係性をこれからも作っていきたいということ。

この自治体の行政職員は本当に子どもたちにことを見てくれていて、現場にもよく顔を出してくれる。

もちろん受託事業者なので、僕たちが責任を持ってこの事業を運営しているが、
行政の職員からもいろいろな視点で、生徒1人1人のケースについて話をしてくれる。

過去何年かこの事業を他市でもやってきたが、
おそらくこの教室が今、自分たちの理想の教室なんだと思う。
「生徒たちのために」という想いだけで、
行政の職員も現場の職員や大学生も、
これだけ多くの人が本気で関わっている環境が自分が好きなんだろうなと思う。

結果発表を終えて、
何とか次年度も継続して実施できることが決まった。
おそらくかなりヤバかったのは、予想できる。

ただ、来年もこの事業を実施できることに喜びを感じつつ、
責任を持って、取り組めなければと焦りもある。

とりあえず、卒業した3年生が、また現場に来た時に、
「よく来たね」と言える環境を作れたことは本当に良かった。

(片岡)