1枚からはじまる異世界生活

先週各学校に来春に実施する「中高生マレーシアワークキャンプ2018春」のチラシ送付
の準備をしていた。

■中高生マレーシアワークキャンプ2018春
http://www.brainhumanity.or.jp/yotei/malaysia18spring/top.htm

私はこの作業が意外と好きで、すこしワクワクする。

僕らは数万枚のチラシを用意している。
今僕が手にしているチラシが彼、彼女たちのもとに届いてどういう運命をたどるかとても楽しみだ。

もしかしたら机の中に忘れられるのかもしれない。
もしかしたら保護者への交渉に破れゴミ箱に捨てられるかもしれない。
鍋敷きになっているチラシもあったりするかもしれない。

でもその中の1枚が誰かの心に留まり、偶然その時、その瞬間に彼の興味を引き、
保護者の方の同意も得られたとしたらそれはとてもうれしいことだ。

僕らにとっては数万枚の1枚だが、手に取った彼にとってはたった1枚だと思うと、
どの1枚も雑には扱えない。

このたった1枚が彼の勇気を引き出し、マレーシアに行き、彼の価値観を増やし、
彼の知見を広げ、テレビでは味わえない体験をする。

もしかしたら今手に取っているたった1枚のチラシが誰かの変化を生み出すかもしれない。
そんなことを思うとともてワクワクする。

この1枚からはじまるマレーシアでの異世界生活。
この1枚からはじまる誰かの挑戦。
この1枚からはじまる様々なこと。

今年も多くの生徒にこの手紙が届くといいなと思います。

松本