My father said

ふと父親のことを思い出した。

私の父は非常に穏やかだ
私が化学のテストで2点をとっても笑って部屋に入ってきて、母親に怒られた私を笑い、こたつに入りテレビを見ているくらい温厚な人だ。

父は家から5分ほどの町の車屋さんで働いていた。毎日19時に家に帰ってくる。飲み会らしい飲み会も年に1回程度。子どもの頃はそれが当然のように思っていた。

大学2年生の頃父の会社が倒産した。
父は後輩の就職先を見つけながら自分も大手の自動車修理会社に就職した。でもおっきい会社に慣れてない父はストレスが溜まっているのが目に見えてわかった。1ヶ月もしないうちに父は会社を辞めて、自分で自動車修理会社を始めた。

就職が決まってそれを報告した車のなか父は笑って言った。「60歳になったらどうすんの?オレは手に職があるからなんぼでも働ける」と
大手メーカーに就職が決まった息子に言うことかと思いながら父の言葉の意味を考えた。

父は今家族と犬6匹と仕事をしながら楽しそうに暮らしいている。

私はそんな父が好きだし、尊敬している。そして、60歳を超えで働ける働き方を探している。

ある面では父を超えていると思うが、こんな人に私はなりたいと思う。