形容詞を使わない

社会起業家の育成などの取り組みも行っているので、事業計画書の書き方などを講義することも多い。
ただどんなに講義をしても非常に曖昧で抽象的な表現を使う人たちがいる。
そんな人たちに共通するのは、「楽しい◯◯」とか「おいしい◯◯」とか、やたら形容詞が多いのだ。
この前、ある会議で、ある言葉の定義について議論しているときに気がついた。ふわっとした言葉を使う人には形容詞が多い。
形容詞を使うとどうしても抽象的な内容になってしまう。
なので、事業計画を書くときや言葉の定義をするときなどは形容詞を禁止したらいいと思う。
そうすると「面白い」というのが具体的にどのような状態を意味するのかが明らかになるはずだ。
形容詞も形容動詞もないほうがいい。
もちろん、叙情的なポエムとかならあってもいいと思うが、事業計画は決してポエムではない。(のじま)