ドラゴンクエスト11

なんとなくテレビゲームは子どもによくないという風潮が世の中に流れていますが、齢42歳になる私はわが国のテレビゲームの発展とともに成長してきました。
私の記憶が正しければ私が小学校2年生の時にニンテンドーからファミリーコンピューターが発売され、発売当初に買ってもらった。なので、わかる人にはわかると思うが、我が家のファミコンのコントローラーのボタンはゴム製の四角だった。
幼少期から反射神経の鈍い私はいわゆるシューティングゲームやアクションゲームにはあまり興味がなく、本格的にファミコンにのめり出すのは「ポートピア連続殺人事件」などの推理ゲームや「信長の野望」のようなシミュレーションゲーム、そして「ドラゴンクエスト」を代表とするロールプレイングゲームなどが発売されてからだ。
わが国ゲーム史に残るであろうドラゴンクエストの発売は私が小学校5年生の時だった。それまでアクションやシューティングが全盛だったファミコン界の中で本格的なロールプレイングゲームは画期的だった。素晴らしい音楽、ストーリー性、勇者の成長、謎解き。そのすべてが小5の私を魅了した。
そして、翌年には悪夢のドラゴンクエスト?が発売された。ストーリーはドラクエ?を継承しつつ、初めてパーティによるプレイができるようになった。ドラクエ?よりもさらに広大なマップ、複雑なストーリー、そして極めつけはラストのロンダルキアだった。無数の落とし穴や無限ループ、ブリザードザラキ連発。小5の私はここで何度、挫折を繰り返したことだろうか。おそらく人生で最も多く挫折したのはロンダルキアと自動車学校だ。
そんな思い出深いドラクエの新作が先月に発売された。「ドラゴンクエストⅪ」
お盆の3連休があまりにも暇すぎて、衝動的に買ってしまった。久しぶりのドラクエ。しかも、BGMに過去のドラクエの音楽も使われていて、とてもなつかしかった。ただ、昔のドラクエに比べると、なんだかファイナルファンタジーぽいというか、一つ一つのサブストーリーに乗せられて、最後まで進行するという感じ。ドラクエ?のような悪夢のような状況はもう出会えないのかもしれません。(のじま)