低出生体重児

私が4月から勤務している尼崎市学びと育ち研究所では、子どもの成長などに関する様々な議論が行われている。
そこで耳にしたのが「低出生体重児」簡単にいうと生まれたときの体重が少ない子どものことだ。
近年の研究によるとこの低出生体重児は成人後に生活習慣病に罹患するリスクが高いらしい。
低出産体重児は主に妊娠中の母親が過度な体重制限をしていたりすると生まれるらしい。
そしてその子どもは子どもの段階から肥満傾向を持ち、やがて成人後には生活習慣病を発症する可能性が高くなると言うのだ。
確かに私も低体重で生まれた。私の記憶が確かならおそらく2700グラムくらいだったと思う。
低体重で生まれた子どもは少しでも栄養を摂取し成長していこうと少ないエネルギーをため込もうとする性質があり、それが幼少期の肥満につながり、やがて生活習慣病に至るということらしい。
私も子どもの頃からいわゆる肥満児だったし、その結果として運動は嫌いになり、今も運動はしない。
そして体重も過剰で、生活習慣病も発症している。
もちろん、そのような出生時の要因だけで生活習慣病になるわけではなく、その後の環境要因なども影響しているわけだが、なんとなく自分の現在の状況がよく理解できた。
そう。私がデブなのは、私が糖尿病なのは、低出生体重児だったということも大きく影響しているのだ!!
責任割合は10:0ではないにせよ、少しは母親にも責任があるということですっきりした。
しかし、生まれたときの体重が何十年後に生活習慣病として現れるというのは、とても興味深い。
このところ私の知的好奇心が刺激され続けている。(のじま)