井上くんの卒業に際して

3月31日をもって当法人契約職員の井上遼が契約満了により、当法人を退職する。
彼は学生時代から当法人の国際事業や関西カタリバ事業などで活躍してきた。
大学卒業後は、NPO法人カタリバに就職し、同法人が宮城県女川で行っている女川向学館の業務に従事し、同法人を退職して、昨年、当法人に契約職員として就職することになった。
学生時代を含めれば、当法人との関わりは5年を超える。その関わりのなかで、彼はずっと海外事業やカタリバ事業に関わってきた。
この「今日の事務局」で彼が書いた記事を読み返せば、そのほとんどが遊戯王のの話は昼食の話ばかりだが、しっかりと学生たちの信頼を得て、業務を遂行していた。
当法人の職員の多くはそのキャラクターのせいで学生スタッフとは必要以上の距離を開けがちなのだが、井上は多くの学生たちと近い距離で接していた。
職員は事務局スペースで仕事をすることが多いが、井上は学生たちが作業をしている部室のようなスペースの中に自ら飛び込み、そこで多くの学生たちと関係を築いていた。
おそらく、彼はBHに集まる後輩たちがとても大好きなのだろうと思う。
井上が退職すれば、学生との距離が近い職員はいなくなる。それによって、寂しい思いをする学生も少なくないだろう。
ただ、5年以上にわたり、当法人に関わってきた井上が次のステージに向かって歩み出すことは喜ばしいことだ。職員、学生スタッフもそろって、彼の卒業をお祝いしたいと思う。(のじま)