卒業生の皆様へ

3月13日に今年度の卒業生を送る卒業パーティーが行われました。

4年間
いろんな選択肢があった中BHでの4年間を選んでくれてほんとうにありがとうございます。

BHにとっての財産はお金以上に人だったりします。
在校中はBHという組織を支える貴重な人材です。

無意識でも社会をよくしようと4年間がんばってくれたみなさんが社会に出るということ
いろんな分野で仲間が働いていること
それはとても心強くとても貴重な財産です。
BHの利益というより、社会全体にそういった大学生たちが活躍していることがうれしいですし、
BHでがんばった人たちが活躍している姿を見ているととてもうれしくなります。

さて先日の卒業パーティーである学生がスピーチで言っていた言葉が少し印象的だった。
「自己満足で活動をしていないだろうか?」

僕もBHで活動していた時この感覚に何度が悩んだことがあった。
自分たちの活動は自分たちの達成感や自己肯定感を上げるためであって、
ほんとうに子どもたちのためになっているのだろうかと

その度に中学、高校時代に朝礼で毎日聞いていた「自利利他」言葉を思い出していた。
これは仏教用語で今風に言えばwin-winという言葉になるのだろうか

「自利」とは自分の利益、「利他」とは他人の利益で
つまり「自利利他」とは、自分が利益を得たいと思ってとる行動や行為は、
同時に他人、相手側の利益にもつながっていなければならないということ

なので僕は自己満足の活動でいいと思っている。
同時にそれが他人の利益につながっていれば。
ただし、その他人が誰かを強く意識しなければならない。
それができないのであればただの自己満足だろうと思う。

「子どもが成長して、それを支えている大学生も成長する」
これがBHだろう。
そして彼は後輩にきっとこれを伝えたかったのだろうと思う。
彼のような先輩がいることは素敵なことだと思う。

自分の利益にならなければBHでの活動を辞めればいいと思うし、
子どもの利益にならないことをしているやつも辞めればいいと思う。

ただ残念ながらその利益はすぐに手に入るもばかりのものだけではない
卒業して気づくものが多くある
経験、スキル、友達
今のあたりまえがあたりまえではなくなった瞬間に気付ける大切なものがたくさんある。
卒業生のみんなにはいつかそんなことに気づいたら在校生たちに伝えていってほしいと思う。

卒業おめでとうございます。みなさんのこれからの活躍を期待しています。

松本