学生に何ができるの?

今週は少しBHのお仕事を。新規の行政のお仕事をとるべく、行政に提出した提案書のプレゼンに何日か来ています。
昨年から来ているので、緊張とかはないですが、毎回どのポイントを押すのか見極めながら進めています。

とは言ってもBHの最大限の良さは、何百人の学生が主体的に関わっていることだと思うので、その点は毎回伝えます。

その都度でるのが、「学生に何ができるの?」的な質問です。
書き方だけをみると悪意がありそうですが、
単純に「もっと専門性を持った人を配置した方がいいのでは?」「急に欠員とかでない?」「責任は誰が持つの?」などなどの質問になります。

その都度、子どもと学生が関わることの良さや意義については補足をして
分かってもらえることもありますが、なかなか理解してもらえないこともあります。

「学生にできないことが、社会人になれば出来るようになるの?」
「社会人になれば責任を持てる人になるの?」
とその都度思いますが、社会全体的にそういう"学生はいいかげんだ”という考えがあるのも事実ですし、
そういう風潮を生みだしているのも、バイトを急にドタキャンしたり、返事を返さなかったりする「学生」自身だったりしているのだと思っています。

そもそも「社会人」という概念は日本しかないらしいです。(詳しくは知りません)
外国では、社会に参加している人がすべて社会人になるそうなので、それぞれがその役割を意識して、責任を持って関わるそうです。
実際のところはどうなのかわからないですし、外国がいいとかそういう話にしたくはないのですが、
そもそも、大学生の就職活動になると出てくる「学生と社会人の違い」とかいうコラムとかが嫌いだったりします。

BHでは責任を与えられますが、それは一人一人の学生を社会に参加している社会人と見ているからです。職員だろうと理事だろうとみんなが平等に。

特にこれから、就活をして、
『「学生」と「社会人」の違いはなんだと思いますか?』というばかげた質問をしてくくる愚か者がいれば、
「私は生まれた時から社会人です。小学生だから、中学生だから、高校生だから、学生だから・・・年齢によって区別されることなく、常に責任を持って行動してきました」と一括してほしい。

そういう風潮を消していけるのも学生自身なんだと思う。

(片岡)