駅伝監督とBH職員の共通点

brainhumanity2017-01-02

新年こんな記事を読んだ。
青学・原監督「管理職の仕事は管理じゃない」

この記事は、史上4校目の大学駅伝3冠を達成した青山学院大学の原晋監督が強いチームを作るうえでの監督の役割について書いているものだ。

私が最初に取り組んだのは、「相談できる人」に育てることです。(中略)たとえば、選手が「足が痛いです」と私に言ってきたとします。それは相談ではなく報告です。だから私は、選手にこう問いかけます。「それで?」、続けて、「どこがいつから痛いの?」「治るまで1週間? 10日? 1カ月?」と質問を広げていきます。
さらに、「治るまで1カ月かかるなら、いつまでに治すように努力するの?」「それまでにできるトレーニングはA・B・Cがあるけど、どの方法でやってみたい?」と具体的にしていきます。
そして、「今回はトレーニングAにしたいと考えていますが、監督はどう思いますか?」と自分で答えを出すところまで求めます。そのとき、それが本当の相談であると部員に話してあげるようにしています。

同じような場面をよく事務局で見かける。

学生「書類の作成が間に合っていません。」
職員「で?」
学生「で...?」
職員「で、どうするん?」
学生「...」
職員「いつできるん?」
学生「...」

BH職員も学生に対して自分で考えるまで待つということを徹底的に行う。
ただ、この記事を読んで思うのは、BH職員はもう少し段階的な会話が必要なのではないかといことだ。

先ほどの会話でも

「残っている作業はなに?」
「それぞれどれくらいの時間がかかるの?」
「その作業のうちどれかは他の人に頼めないの?」

こんな会話の段階があってもいいのかもしれない。
現在のBHは、学生の外部環境の変化やBH内の既定の増加等様々な理由で学生主体の運営から遠ざかっている。

チームが考える集団になれるかどうかは、監督の忍耐強さにかかっています。

「最近の学生は」と嘆く前に自分の振る舞いに目を向けなければと思う。

(おかたく)