「社会体験」の効用

先日『イマドキ高校生が一気に成長する「社会体験」の効用』という記事を目にした。

そこでは、社会を生き抜く社会性や職業意識を育むために、学校の外で行われる成長の場として、起業体験コンテストやキャリア学習プログラム「カタリ場」などが紹介されていた。

長年そのようなプログラムを行ってきたBHとしても、自然体験やキャリア教育などの社会体験が注目されることは非常に喜ばしいことである。
しかしその記事はこんな言葉で締めくくられている。

『わが子のさらなる成長を望むのであれば、こんな社会体験プログラムに送り込んでみてはいかがであろうか。』

この言葉に、今の社会体験事業の課題が表れていると感じる。

それは「学校+αとして個人で参加するもの」という前提である。

これだけ社会体験の認知度があがり、重要性が唱えられているにもかかわらず、個人で参加するものであるために、教育意識の高い一定の層にしか届かない。

こういったプログラムこそ、学校で実施されるべきだと思う。

ただ、そういった社会体験に取り組む学校はまだまだ少ない。

それは、学校として新しいことに予算を割く余裕がなかったり、ノウハウが不足していたりということが原因として考えられる。

ただ、修学旅行の一部に取り入れたり、宿泊研修の一環として組み込んだりすることでうまく取り入れている学校はある。

BHや関西教育旅行ではキャンプ事業のほかに、

・ビジネスプランコンテストや
・カタリバとコラボした研修旅行
・チームビルディングの為の合宿など

青少年の秘めた可能性を引き出すプログラムを行っている。

今後もたくさんの青少年にそんな機会を提供することに取り組んでいきたい。

(おかたく)