もう一つの夏の陣

今週から夏のキャンプが始まった。
一昨年、去年とは半月くらい同行していたのだが、今年は一泊二日の1本だけになったので、基本的には事務所を守っている。(守っているといほど何もしていないし、基本的には雑にしていることも多いので散らかしているのかもしれない。)

福井職員や松本職員が連日忙しそうに最終確認を行っているので、たまに学生から「片岡は暇じゃないのか?」と質問される。
確かに相対的には暇に見えるのは仕方がないし、委託の仕事がメインになっているので、学生からは見えにくいのは分かるが、そんなにストレートに聞くなんて野暮じゃないか。

一応反論しておくと、委託も夏は大忙しなのだ。
学習会ではイベントを行い、スタッフの定期研修会を行う。保護者向けの懇談会もあるので、その調整にも時間が必要だし、中高生の居場所では中高生のボランティアが地域向けのイベントを実施しようと打ち合わせなどを行っている。業務のほとんどは自分の作業となので、連日ひまそうにパソコンをたたいているが実はこんなことをやっているのだ。

これが委託を担当する職員の「もう一つの夏の陣」となる。

あと、理事長が今週からマレーシアのキャンプに行ったので、理事長の家(許可済み)で朝まで学生とウイイレ桃鉄大会を行っている。

そう「裏夏の陣」だ。

日々学生達もせかせかとやっているので、せめて自分と話す時くらいは、業務とか職員に怒られることとかを忘れてほしいと思っているので、こういう時間を大切にしようと動いているのだ。それに、自分も学生時代に経験して思うことだが、しんどい時こそブレイクする時間は必要だし、どうせやるなら、窮屈な事務作業も楽しみながらやってほしいと思うからだ。

こんなことを書いて、学生の評価を高めて行こうと思っているが、実際には、自分が一日パソコンと向き合って、精神的に病んだら、学生を捕まえて、「コンビニ行こう」と無理矢理連れて行って、リフレッシュしているのだ。もし「今忙しいから無理です」と訴えてくる学生がいようものなら「もう今後チェックしてやらんぞ」と職員という職権を最大限活かしながら。

まぁそう考えると暇しているのだが、自分の正念場は、委託の精算や報告書、新規委託の提案書作成が頻繁になる冬だと思うので、冬の陣に備えて今のうちに力をためておきたいと思う。

みんなで夏を乗り越えれればと思っている。

(片岡)