ちゃんと仕事してるんだもん!

当会の職員の給与は、年に一度、学生からの査定があり、決定していることは皆さんご存じだと思いますが、その意見の中で毎年必ず!100%!絶対に!学生が書いている内容を皆さんは知っているだろうか。

そう、「カビゴン(あえて名前は伏せる)はちゃんと仕事をしているのか?」という内容だ。

今週は久しぶりにカビゴンと一緒に会議に出たり打ち合わせに出たりすることが多かったので、今回はそんな学生達の疑問にきっちりと答えたいと思う。

とある会議では、カビゴンは「有識者の先生」と呼ばれていた。行政の方から、市町村の状況を聞くと、カビゴンはゆっくりとしゃべり始めた。

正直引くほど驚いた。普段は本当に眠っているのではないかと思うこともあるが、子どもの状況に関するデータや過去事例など自分も知らないことばかりなので、話を聞いていてとても勉強になった。それも机上の話ではなく、市町村が抱えている現状に即してなので、とても分かりやすかった。今までいろんな人の話を聞いてきたが、ここまで納得して聞けたことはあっただろうか。もし自分が逆の立場ならかなり内容の濃い時間でとても満足できたのではないのだろうかと感じる。

当法人では、外部と連携をして仕事をすることが増えてきているが、こういう繋がりから話が出てきていることも多い。
学生達には見えにくいかもしれないが、こうやって外から仕事を持ってくるという役割を影でやってくれているのだ。なので、決して事務所にいないからと言って、遊んでいると勘違いをしてはいけない。

また、忘れてはいけないのは、外にいても、しっかりと中のことにも目を向けているということだ。常務会には毎回出席しているし、各事業部で困った案件があれば、深夜でもMTGの場を設けてくれる。それは学生だけでなく、職員という立場でも同じで、「○○なんですけど、この処理でいいですか」とメールすれば、すぐに返信をくれるのだ。こうやって当法人の事業は安定して実施できているのだ。今年の査定の時はどうかこのことを踏まえて、学生からも意見を出して欲しいと思う。

ほら、こんな事を書いている最中も私のメールに返信がきた。
日頃の感謝の気持ちを抱きながら、メールを開くボタンをクリックする。

「片岡、ここコイキングばっかりや。」

「・・・」

10秒間、神妙な面持ちでパソコンの画面を見つめた後、先ほど抱いた感情を胸の奥の奥のかなり下の方にしまい、仕事に戻るのであった。

(片岡)