パパとかママとか

突然ですが、私には10人ぐらいの息子と10人ぐらいの娘がいます。

今のBHボランティアであれば、
「はいはい」
と理解されるかもしれませんが、
昔のBHOBOGには「はぁ?」と思われるかもしれません。

実は(よく知らないけどたぶん)、
BHで毎年新入生ボランティアを対象に行っているフレッシャーズキャンプにおいて、
女性リーダーがママ、男性リーダーがパパ、班員が娘・息子ということになっているよう。

よって自分の班員が翌年リーダーをすれば孫が生まれる。

いつからこのような言い方が定着したのかはわかりませんが、
私がかつて学生だった頃にはパパママ制度はなく、
パパママという呼び方をしている班は自分の班だけでした。
それはそれは、回りには結構キモイ感じで見られていました。

私が初めてフレキャンリーダーをしたとき、
相方は「いとしん」という背の高いメガネの男の子。
リーダー達は一応(30分ぐらい)キャンプ本番までに、
それぞれの役割やどんな感じでまとめようとか盛り上げようとかを話し合います。

しかし、そこでの話し合いで娘や息子のようにかわいがろうと決めたのではなく、
うちの班がパパとママになったのは、
ただ単に私が日頃より「いとしん」の事を「パパ」というあだ名で呼んでいただけ。
(背が高くて、カレーを作ってくれるから)

そしてなんとなくキャンプ本番ではパパとママとなり、班員は子どもとなり、
その後も班員たちは私たちの事を「パパ」「ママ」と呼ぶようになったのです。

ちなみに翌年、うちのパパは本番直前に体調を崩し、
急遽相方が「たいちゃん」に変わったのですが、「たいちゃん」は「たいちゃん」。
パパにはなりませんでした。

「たいちゃん」との作戦は異性の班員を恋愛対象として見て、
キャンプが終わる頃にどちらが多くの班員を落とせるかという事を競っていました。



ちょっと真面目な話もしておくと。。。

フレキャンリーダーの役割というのは、
新入生がその後ボランティアとしてBHで活動していく中で、
様々な活動の相談に乗ったり、イベントを紹介したり、
時にはBHじゃない道も進めたり、就活の相談に乗ったり、
人生の良き相談者になる事なのかなと思っている。
(リーダーやってから年月が経ちすぎて、正しいミッションはよく覚えていない)

リーダーの事業部への関わり度が深くなればなるほど、
自分の班員にたくさんイベントに参加してもらう事、
BHに残ってもらう事が大きくなるような気もしますが、
私はいつも他の班のリーダー達を見て、関心していました。

キャンプに予めお揃いのTシャツやキャップを準備していったり、
料理対決の作戦を立てて持ち込み食材を準備したり、
フレキャン後も定期的に集合をかけたり、マメに連絡を取ったり。

私が学生時代の班員のリーダーに対する羨望の眼差しに比べて、
今の学生の先輩への眼差しはだいぶフレンドリーになっているようにも感じますが、
先輩が後輩を気遣い、後輩が先輩を慕う感じは今も変わらないのでしょう。


大学生がパパやママという疑似親子関係に気恥ずかしさや気色悪さもなく、
自然と受け入れている事には時代の変化を感じずにはいられません。
しかし、そういうカタチ・枠があることによって、自分の役割を明確にさせるという意味で、
ゴリゴリの体育会系ではない団体が上手く上下関係を築いていくには、
パパママ制度はいいモデルなのかもしれない。

と少し考察してみました。


ちなみに私のパパは岡部、ママはまりお。
そして兄弟同士が結婚しました。
皆さんのパパとママは誰でしょうか。


(オフィシャルゴーストライター