最近よく発する言葉ランキング

第三位:なるほど
第二位:へー、そうなんですね
第一位:よいしょ

このランキングを特に掘り下げていく予定はない。

先日、ある人とのおしゃべりの中で、ぽろっと出てきたワードに引っかかった。

「自分の本当にやりたいことは1割。その1割がないと自分でやっている意味がない。」

その人は、勤め先を退職して独立。1人で店舗を経営しているのですが、私から見ると自分のやりたいことを思う存分にやっているように見えていたので、それだけに押し寄せてきたのは「ああ、この人でも1割なのか。」という軽い絶望と安堵の入り混じった感覚だった。

同時に高校生の時、朝早い電車に同乗しているサラリーマンの顔があまりにも疲弊していて、「こんな風にだけはなりたくない」と感じたことを思い出す。

きっとその頃の自分には、「何かをやらされている人」「自分の意志や意欲がない人」として映り、「ダサい」とか「残念」という感情が出てきたのだろう。

今思うと、そのサラリーマンが何かを守るために必死になっていることを想像する力がなかったのだと思う。

小さい時から、自分から手を挙げて発表することが良いことだと教わるし(実際ものすごく優等生気質だったのでめっちゃ手を挙げてた。)何かをやりたいと思うことは素晴らしいことだと言われて育った気がする。

私にはその影響なのか意欲のある人は○、意欲のない人は×というイメージは何となく根付いていた。

小学校だったか中学校だったか忘れたが、講演に来たおじさんが「大人とは、しないといけないことを淡々とこなすことのできる人」と言っていて、「こなす」ってダメじゃねwwと思った気がするが、今なら少しは理解できる。

かなり今更だが、世界は思っているよりも泥臭く回っているのかもしれない。

(おかたく)