大学院での学び

先日も投稿しましたが、この春から能島と松本の2名が大阪市立大学大学院に入学しました。
すでに講義が始まっているのですが、久々の授業はとても刺激的です。
特にこれまであまり関心のなかった分野も、必修などの関係で履修しなければならないのですが、その授業が面白かったりします。
いままであまり関係のなかった分野の話は、どれも新鮮で刺激的です。

例えば「中国の住宅政策とバブルの崩壊」とか、大学院に出なければ、まったく勉強もしなかったと思います。
ちなみに中国は持ち家比率が非常に高いそうで、家の購入が結婚の条件の一つになることもすくなくないそうです。
なんだか共産主義国家で、持ち家というのも変な感じがしますが、北京郊外のマンションが7000万円ともするらしく、結構、驚きです。

他にも統計の授業とかも楽しそうです。確か、高校時代に確率・統計をすこしだけやったような気もしますが、それ以来、ご縁のない領域でした。(大学時代は刑事法・刑事政策のゼミでしたので、ゼミ友達は統計をやっている人もいたように思いますが、私はばりばりの刑法の解釈論でしたので、無縁でした。)

大学院に入って思うのは、大学にせよ、大学院にせよ、学びたいという動機が形成されてから入学した方が効果的ではないかということです。日本では大学進学する人のほとんどは高校卒業と接続する形で大学に入ります。日本の大学で25歳以上の者が占める比率は約2%らしいですが、欧米では20%から30%を超えるところもあるそうです。

そろそろ高校を卒業したら自動的に大学へ、みたいなことはやめたほうがよいのではないかと思ったりもします。(のじま)