「えっ、ん〜、たぶん」

4月に入り、新歓シーズンがやってきました。
事務所では輪転機でチラシを印刷する音が連日鳴り響いています。

ただ、田中職員が退職されたことにより、事務所は静かになったように思います。
先日各職員がブログで田中職員宛に思い出などを書きましたが、やはりいなくなってからの方が
田中職員のすごさを感じます。

なので、番外編として、田中職員のすごさをここ2週によって、書いてみようと思います。
※決してブログを書くネタがないので、仕方なくではありません。尊敬の念をこめてです。

田中職員のすごさはなんと言っても、頭がよくきれることだ。

ふいに上司に「これできてる?」「これってどうなってる?」と聞かれることはあるだろう。
だいたいの場合、ふいうちすぎて「えっ?」とか、「え〜〜と」などを応えてしまいます。

また、自分の作成した書類をチェックしてもらっているときに予想外の質問が飛んできたときは、
「ん〜〜」「たぶん○○だと思います」などと返答してしまいます。

自分はかなり正直者なので、「えっと、まだそれ着手できていません。」などと応え、だいたい怒られます。

ただ、田中職員の返答は違います。

たとえどんな不意打ちでも、
間髪も入れず、「これは今○○にメール送って、返信待ちです。今日もう一回催促する予定です。」
「今ここまでやっていて、明日には完了する予定です。」と速答するのだ。

横で仕事をしながら「すげぇ〜〜〜!」といつも感じている。
なにより、いつも仕事をやっていなさそうに見せて、きちんと仕事をしていることに感服する。

昔呼んだ本には、できるサラリーマンはどんなにやばくても常に余力を見せるのだと書いてあった。
正直者の私は、田中職員を尊敬したのはこういうことがあったからだ。

ただ、本当の意味で田中職員をすごいと思ったのはこの後だ。

それは数分後に、上司が休憩で席をたった瞬間に訪れる。

席をたった瞬間、間髪も入れずに、

「あああ〜〜〜今日もばれなかった〜〜〜!」
「いきなりきかれるからむっちゃ焦るし!!」
「俺やっぱすごいわ!!!」

と大声で叫ぶのだ。

「す、すごい。」
なぜ、あんな真顔であんなことを言えるのか。
正直者の私には理解できないが、そういう田中職員には本当のすごさを感じる。

自分も勉強していきたいと思います。

(片岡)