震災

昨日で阪神淡路大震災から21年が経ちました。

私は震災が起きた1995年1月は2歳になったばかり。

当時の記憶はほとんどなく、近くの公園が仮設住宅で入れなくなったことをぼんやり覚えているくらいです。

昨年は20年の節目ということで、メモリアルウォークに参加させていただき、西宮からHAT神戸まで、みぞれの降る中、子どもたちと歩きました。

1年生の小学生も参加しており、当初は約15キロの道のりを歩ききることができるのだろうかと不安でしたが、子どもたちは遠足気分でぐんぐん進んで、みさき公園に到着。

初めは炊き出しやたくさんの催し物に心踊っている様子でしたが、人と防災未来センターを見学し、少し表情が変わったように感じました。

男の子が言いました。

「こんなに寒い日におうちがなくなったら大変だね。」

女の子が言いました。

「電車が止まったら大変だね。」

震災を経験していない世代が、震災を少しだけ「体感」した瞬間であったように思います。

調べたり話を聞いたりすることも大事だけれど、やはり自分の足で歩いて、自分の肌で感じることで、ようやく少しだけ、本当の意味で知ることができるのかもしれません。

そして今年は個人的に東遊園地へ。

私も当時の記憶はありませんが、芯を冷やす空気が運んでくる線香とろうそくの匂いを感じていると、BHの学生たちと震災、そしてその震災と共に歩んできたこの団体について目を向ける時間をもってみたいなあと思いました。

(おかたく)