大人になるということ

本日は成人式です。

晴れ姿に身を包んだ2回生ボランティアは、個人的に思い入れの強い学年です。

この団体では2回生はもう企画の中核を担うことも多く、事務局で1回生にPCの使い方や、イベントの魅力を伝えている姿は本当に立派です。

と同時に、自分の成人式から3年が経ったということからは目をそらしたくなります...

自分が20歳になったときに一番感じたことは、
「自分が小さいころに見た20歳はもっと大人だった」
ということでした。

これって多くの人が思うことではなかったでしょうか。

何をもって大人になったというのかは難しい所ですが、あの頃の自分から見て、20歳のお兄さんお姉さんはものすごーく格好良くて素敵だったのでしょう。

しかし、「自分が小さいころに見た20歳はもっと大人だった」
これは本当なのでしょうか?

個人的な意見としては、実際はそこまで変わらないのではないかと思うのです。
さいころに見た20歳のお兄さんと今の自分は似たようなもので、変わったのは自分の価値観だったり周囲について感じ取る感覚だったりするのではないでしょうか。

昔はすごいと思っていた次元にすごいと感じることがなくなったのではないでしょうか。

それこそが、大人になるということだというのであれば、そうかもしれませんが、「大人になる=いいこと」ではないような気がします。

「たいせつなことは目に見えない」
「それがどんなに大事なことかおとなには、ぜんぜんわからないだろう」
出典:星の王子さまより

BHのイベントに参加してくれる子ども達は私からは想像できないような発想をするし、私が気が付かないようなところに気が付きます。

この団体にいる以上、大人だから偉いなんていう価値観は持ってほしくないと思うし、人の見ている景色が自分のそれとは違うことを知っている、誰からでも学ぶことのできる、そんなおとなになってほしい。

自分への戒めも込めて、そう思います。

(おかたく)