中高生のイベント

私が担当している事業の1つに中高生がイベントを考えて行う企画があります。
今年は夏に2つ会場を変えて、地域の子どもたち向けの夏祭りイベントを行うので、絶賛今が準備真っ最中の段階です。
今週も中高生が準備を行っています。

私は入社してからずっと担当しているので、ある程度進め方などには慣れてきたのですが、毎年関わる中高生が違うので、なかなか運営が大変です。
2つのうち1つは同じ学校の子たちが集まって企画を進めているので、割とスムーズに進んでいるのですが、
もう1つはいろいろな中学校・高校から集まっているので、年齢や学校も違い、なかなか苦戦しています。

一応リーダーを決めて、進めていますが、
夏休みは部活なども盛んになるので、当初予定していたスケジュールよりも遅れ気味です、、、
本来なら職員が手を差し伸べてあげ、指示を出してあげてもいいのですが、私はただただ傍観することに徹しています。
(内心は本当にこれで当日を迎えれるのか?何か足りない備品があるのではないかとひやひやしていますが)

もちろん彼らから提案があれば、備品や景品を購入したり、会議室を予約したりしますが、何も言われなければ、何もしません。
もしかしたら少し冷たいと思われるかもしれないですし、他の同様のイベントを行っている団体は結構職員ベースで進めてりしていますが、
でも、本当に主体性を育むなら、自分たちがしたいことをやった方がいいと思います。(もちろん安全面はチェックしますが)
特に自分なら、大人にあれやれこれやれと言われるよりかは自分たちがやりたいことをできる方が楽しいなと思うのでそういうやり方にしています。
形だけ中高生が主体的にやったというのではなく、名実ともに「主体性に」こだわりたいからです。
正直少し失敗だったなと思う瞬間もありますが、それはそれでいい経験につなげたいと思っています。

結構放置気味の接し方なので、今までは事前にまったく何もやらず、1週間前に毎日集まって備品をつくるというのが当たり前でした。
でも、今回うまく進んでいないイベントは今までとは少し違います。
2カ月前からしっかりと準備を行い、7月も毎週1回は集まって、会議や作業を行っています。
「片岡さん、これってやってもいいですか?」「◯◯日に会議を行いたいんですけ、場所とってもらえませんか?」
こういう声がどんどん出てくるので、今までと全然違い、逆にこちらも焦ります。(笑)
もちろん作業効率は劇的に悪いです。大学生なら15分で決めれることをあーだこーだいいながら、その日が終わることもしばしばです。

でも中高生のうちはそういう時間がものすごく重要なんだと思っています。
大人の指示に単純に従うだけの学生にはなってほしくないですし、一つ一つ自分たちで考えて行動できる人になってほしいとも思います。
なので、結果だけでなく、内容や中身にもとことん時間をかけてこだわってほしいです。

毎年200人ほどが集まるイベントなので、今年はどんなことが起きるのか今後がとても楽しみです。

(片岡)