学生時代の思い出

今週はとある学生と話をする機会があり、そこで「一樹さんは学生時代に何をしていたのですか?」と質問を受けた。
その学生は、3回生になり、インターンや就活などの不安やボランティアとして今後どういう風にかかわるのか、バイトのことなどで悩んでいるという。1・2回生の時にどういうことをしていたらよかったのか、他の人の話も聞いておきたいとのことだった。
ただ、私はこの団体に所属しながら、関学出身ではないし、教員志望で就活もしていなかったので、正直その学生の期待には応えられなかったなと反省。家に帰り、大学時代のことを思い返すことに。そうすると結構いろんなことがでてきた。

〇1回生の時
大学に入ってすぐに友達と自分たちの同世代だけで社会人のサッカーチームを作りました。肩書きだけで言えば、ユースチームや有名私立校が並ぶ中、自分一人が弱小公立高校というお粗末な感じでしたが。
でも自分たちでユニフォームを作り、練習場所を確保し、練習試合をしてもらえる相手を探したりとなかなか楽しかったです。何より、小学校や中学校で一緒のチームや対戦相手だった人らとまた一緒にサッカーで繋がれるというのは、本当にうれしい限りでした。

一番の思い出は、サッカーの練習後のこと。
フットサル場で練習を終え、駐車場で反省会をしていると、国家権力が2人やってきて、「お前らか。」といきなり喧嘩ごしで話しかけてくる。
何のことかまったくわからないが、話をしていくと、近隣の住民から夜に騒いでいる連中がいると通報があったとのこと。
「お前ら何歳だ。今何時だと思っているんだ。」身に覚えのないことで怒られる違和感。ちなみにまだ20時すぎだ。
そんな時、広場の方から花火をド派手にあげ、男女数人の大きな騒ぎ声が、、、
明らかに冤罪が証明されたにも関わらず、謝ろうともしない二人。
「お前らもこんなところにいるのが悪い」とフットサル場にかなり失礼な暴言を吐き、国家権力をまき散らす。結局謝りもしなかった。
なんでかわからないけど、この出来事が鮮明に覚えている。ああいう大人にはなりたくないと思ったからかもしれない。

〇2回生の時
大学では、フットサルサークルでも活動をしていた。
こんなことを言うと、「ちゃらい」だと言われるのだが、自分たちのサークルは毎週2回きちんと練習するそんなサークルでした。大学生にもなって、夏の合宿では走らされます。。。
そして、自分が2回生になった時、先輩からのお前がやれで突如会長という役職に。
そんなサークルでの一番の思い出は、後輩を何人入れれるかがかなり重要となる新歓である。

当時学内でチラシを配るには、変な実行委員会の許可が必要で、許可を得るには説明会に参加する必要があった。
しかし、その説明会の日程をまったく知らされておらず、仕方なく、当日強行突破することに。
当然の如く、注意されまくられるが、「無視しろ!」と雑な命令を出し続け、最終的に会長が本部に呼ばれる。
「いいかげんにしろ」「関大からでていけ」と喧嘩腰に話をしてくる向こうに対し、そもそもどうやって説明会の日程を周知しているのかを問いただす私。
図書館前の小さな看板に張り紙を出しただけだという事実が発覚し、勝ったと思った。
そもそもその広報で関大生全員に知らせていると思っているには無理ではないか。図書館の利用者数と関大生の在籍者数を調べろ、関大から追い出す権限は君らにはあるのか、と因縁をつけ続ける。最終的に向こうが言い出したのが、「次からは気を付けろ」という意味不明なこと。結局その後も何一つ怒られることはなく、新歓も100人以上集めることに成功した。
サークルはそれ以外のことも大変だったけど、やりがいもあって楽しかったなと。

〇3回生の時
みんなが就活とか言って、おんなじ服着て、変だなと思っていたことしか記憶にない。。。
「お酒やめます」と大学入って10回目の宣言するも守れなくて、すいません。

〇4回生の時
4回生は教育実習へ。無実の罪でなぜか担当でもない先生から怒られる始末。担当の先生に事情を説明すると無実どころか、その先生の勘違いだということが判明。担当の先生には「一応謝りに行った方がいいよ」と言われたが、完全に無視。「なんで謝らないといけないのか」とむしろ口論に。。。今思い返すと若いな。。。


こうやって思い返してみると、キレてばっかりだ。(笑)
でも先日友人と飲んでた時に言われたのが、「大学生活って本当に意味のある投資だった」と。
確かにお金はたくさん使ったけど、勉強したことなんて何一つ社会で役に立たないけど、あれだけ多くの人に出会わしてくれる機会はないとそいつは言う。

本当にその通りだと思う。
社会人サッカー、サークル、学部、教職関係、ゼミ、ボランティア、、、
本当にいろんな人に出会って、今でもしんどい時は声かけてくれる人がいるということは本当にいい財産だなと。
確かにアホなことばっかりしていたけど、みんなで笑えることを真剣に考えるのは本当に楽しかった。
そういったところは今の仕事でも活かされているのかもしれない。

今の大学生よ。最高にアホになるためにいっぱい考えるのだ。
そして人との繋がりを大切にするのだ。きっとそれが役に立つ日がくるから。
たぶんこれしか自分は言えないな!

(片岡)