イメージチェンジ

今回も題名の通り、誰も興味がないことを書くことにします。
この1週間ひそかなイメージチェンジをしました。
みなさま気づいていただけましたでしょうか?

1.髪の毛をカラーリングレベルスケールの当会規定ラインぎりぎりまで攻める
2.竹ノ内豊を意識し、髭を伸ばし始める
3.「おしゃれは足元から」というありきたりな言葉を信じ、靴を3足購入する

はい。もちろんお分かりの通り、どれも違います。
実は先週からコンタクトにしました。なかなか慣れないのでまだまだ時々ですが。

私が目が悪くなったのは、浪人時代です。視力が低下したのは悲しいですが、必死で勉強したという証のようなものなので、特に落ち込んだりはしていませんが。
それまでは、ものすごく視力はよく、むしろ見えずぎて困るほどです。得意技は?と聞かれれば、カンニングと答えたでしょう。
中学2年生の時は右隣に学年5位のKさん、前に社会の神のOさんが君臨したことにより、私の成績は急上昇します。
「見直しの時は、紙持ちながらやって」「終わって寝るなら左に少しズレてな。何があっても問題用紙を上にすんなよ」と適当に指示をだし、点数を稼いでいました。
もちろんのこと、この後、基礎学力が低下して高校・大学では苦労することにはなります。。。

そんな私が受験を皮切りに視力を落とし、大学ではメガネデビューを果たします。
あまり困ったりとかすることはなかったのですが、一番苦労したのが運転免許の教習です。
一番初めに受付の人に言われて、視力検査を行うのですが、そこでのやりとりがこんな感じです。

受付:「これはどっちですか?」
私 :「ん〜たぶん右」
受付:「もう一回よくみて。」
私 :「んじゃ下!」
受付:「あっいきすぎ」
私 :「右斜め下っすね。」
受付:「正解!!!」

こういうのが永遠と続き、私は見事メガネをかけずに車を乗る権利を得ました。
危ないからメガネかけろよと突っ込むかもですが、メガネのフレームは結構邪魔で視界が狭くなるので、「むしろそっちのほうが危ない」と自分ルールを作りメガネなしの挑戦が始まります。
視力も0.4なので、さすがに信号の色などは分かりますが、「あの3つ向こうの信号過ぎたところに看板あるやんか?そこの路地左で!」「えっ!どこっすか?」というような教官との会話には毎回ひやひやさせられました。
無論本免許では厳格に視力検査が行われ、今では眼鏡等が義務化されました。(泣)

そんな私も社会人になり、毎日パソコンをカチカチしているので、学生の時以上に、目が悪くなってきていると感じます。
目に何かを入れるのは怖いので、あんまりコンタクトはつけたくなかったのですが、眼鏡を長時間かける耳の苦痛には勝てませんでした。

コンタクトにしてみて思うのは、普段見えていなかったものが鮮明に見えるようになるのはおもしろいなということです。
懐かしい気持ちとともに、普段こんなに見えてなかったのかと少し落ち込むほどです。
でもなんでも鮮明に見えてしまうことには、少し違和感を感じています。ぼんやりな世界が好きだとうのもありますが、このまま視力だけでに頼ってしまうと何か大切なものが見えなくなるのではないか。見失ってしまうのではないかということです。
ヘレンケラーはこう言いました。


he best and most beautiful things in life cannot be seen, not touched,
but are felt in the heart.

人生で最高のもの、
最も美しいものは目に見えず、触れることもできません。
それは、心で感じるものです。


コンタクト生活もいいのですが、たまには何もつけずにぼんやりとした世界を心に身を任せて味わっていきたいと思います。

(片岡)