片岡は何を読むのか?

私が普段何を読むのか?
きっとおそらくたぶん誰も興味がないでしょう。でも書いちゃいます。(興味ない人はここでやめるのをおススメします。きっとおそらくたぶん時間の無駄になるだろうと。)

学生時代までは、本を読むのは割と好きな方だったので、電車の中など本を読んでいました。大学まで1時間だったので、いい時間になっていたと思います。ただ、小説だけは、絶対に読めません。
大学受験の際もどこの問題も大体は国語の第1問は「評論」から始まるので、それを全力で読み、あとの「小説」は流すということばっかりしていました。評論などを読むと、筆者の考えや主張などがはっきりしているので、読んでいてもとても楽しいです。ただ一方で小説の「この時の主人公の気持ちは?」などはまったく興味がわきませんでした。ずっと「そんなことは読者が想像するものだし、あたかもこれが正解だという風にいうのはおかしいくないか」という自論を言い訳に逃げ続けました。そもそも日本における学校教育はそういう一律的な考えを・・・・・・

このままいくととても面白くない話になっていましそうなので割愛します。
なので、今日は本ではなく、漫画の話をします。
私はあまり漫画を読んでいるイメージを持たれていないようですが、実はかなりの漫画好きです。

各事業所で中高生やスタッフと話をしていると、よく漫画の話になります。
「好きな漫画は何なのか。」その質問の答えによって、その人の個性がよくわかるんですね。
私が好きな漫画はあとでどんでん返しが起こったり、かなり頭を使う漫画が好きです。

王道でいえば、ワンピースでしょう。
大学生のころは「ジャンプ(ワンピース)を読むためならば、1限に遅れてもいい」という自分ルールを勝手に決めるほどワンピースをこよなく愛していました。ネットなどの文献は読みつくし、ワンピースの謎を解明することをいろいろと仕入れました。
尾田栄一郎先生は本当によく伏線をはります。
1・2巻で張った伏線を温め温め、70巻になってネタばらしを行うという、そういうロマンがつまったところが本当に大好きです。
しかも尾田先生のすごいところは、子供のころなかなか漫画を読めなかったという体験から、他のコミックよりもページ数を多くしてくれています。(これは本当にいい!)
こういう心意気が好きなのかもしれません。是非、鶴巻職員が行っている「名前はまだない大学」でワンピースを題材に行ってほしいです!二日間の合宿形式で!

また、漫画を語るにあたって、忘れてはいけないのが、甲斐谷忍先生でしょう。
高校の時に「ワンナウツ」という野球漫画を読んでからはまり、「LIAR GAME」もとても楽しませてくれました。
この面白さを伝承したいと勝手に意気込み、事業所で全巻揃え、「とりあえず、これ読め!ここにお前の人生で学ぶことすべて詰まっているから!」とうざい先輩のようにふるまっています。
そんな大げさなという人もいるかもしれませんが、少なくとも私は本当に刺激を受けました。
それが「ワンナウツ」という漫画で、主人公の渡久地東亜が責任の取り方について物申すシーンです。そのシーンが自分の中で忘れられません。

『責任とるってのはなあー、痛い思いをするってことだ。
迷惑をかけた人間が被った以上の痛みを自分も負うってことだよ。
銀の食器を壊したヤツは金の食器を買って返すのさ。
悪臭をまきちらす工場の社長は、その工場の煙突のすぐ横に屋敷を構えるのさ。
それが責任をとるってことだ。』

普段人と関わっていくと、テキトーに謝って終わらしてしまうこともあるのですが、こういう言葉を読むと、
自分の生き方とか人との関わり方まで勉強になります。漫画は本当に面白し、たくさん学べます。学校とかでも本と併用してどんどん読んでもらいたいですね。

最後までしょうもないブログを読んでくれた方、ありがとうございます。来週は「片岡は何を見るのか?」でお届けする予定です。こうご期待を!

(片岡)