理想

「10年後の自分はどうなっていたいですか?」

この質問はなかなか返答に困ります。
普段キャリア教育プログラムを担当しており、高校生に「将来のことを考えることは大切だ!」や「もっと先を見据えて今行動を!!」などを謳っているのですが、ふと私の人生に置き換えてみると、いつもすべて行き当たりばったりです。10年後はおろか1年後すらも考えられていません。
もし今この質問をされれば、「考えていません。今最善の選択をしていけば、なりたい自分までたどり着けるとそう思うからです。」とどや顔でカッコつけて言いますが、所詮うわべだけの言い訳をするただのかっこつけです。

そんなことを考えている時に、
先週理事長との話で、こんなやりとりがありました。

(私が理事長に資料のチェックをお願いした際)
理事長「あ〜〜〜〜もうこれ絶対ミスってるわ!もしミスってたらお前責任とれよ!!!」
私「(怯えながら)も、もちろんでございます。最悪、辞任も致し方ない覚悟です。」
理事長「いやいや、BHでの責任の取り方は、定年が5年伸びることだから」
私「……………(愕然)」

BHではミスをする度に定年がどんどん延びていくそうです。(ガクブル)
もし私がBHで65歳まで働いたとしたら(そんな体力きっとないですが)、おそらく150歳くらいまで雇用は継続されることになっているのだろうと思います。なんとも恐ろしい。。。

現状、BHの中では課題はたくさんあり、業務に追われ、なかなかうまいこと進まないので、BHが1年後どうなっていたいのか、自分がどんな人間になり、学生と関わっていたいのかなどを考えることはほとんどありません。このことをきっかけに、少なくとも1年後のことはもっと真剣に考えながら行動しないとなと改めて感じました。個人としても、組織としても。
理事長ありがとう!!頑張ります!

(片岡)