意味を考えてみるといろいろ気づくことがあったりする

「人の3倍努力しなさい」

小学生の頃よく母にこう言われたのを今でも鮮明に覚えています。
実は私は中学から某男子校に6年間所属しておりました。
つまり中学校受験をしたのです。
私は常に底辺のような成績を取っておりましたので、母がこう言いたくなる気持ちは痛いほどよくわかります。
ちなみに中高大と常にグループの底辺をさまよっておりましたので、この言葉が実ることはありませんでした。


「エクセルで楽をするための時間を惜しむな」

ある職場で上司に言われた言葉です。
私はこの瞬間にエクセルが得意になったといっても過言ではありません。
将来的に作業効率があがるなら、今は他のちょっとした仕事を押しのけてでもネットで関数とかを調べて覚えろという心遣いでした。
そのためいくらGoogleで関数を調べていても怒られませんでした。むしろきれいじゃない関数を使ったほうが怒られました。


「オレは心が広いから同じことを何回聞いても怒らないから」

ある職場で上司に言われた言葉です。
その瞬間は「こんなことを言うなんて、なんて心が狭い人なんだ」と驚愕しました。
しかし本当に何回聞いても怒りませんでした。なんていい人なんだと思いながら何回も聞くのをやめてノートにしっかり書こうと新入社員ながらに感じたことを覚えています。


「作る側には1000個のうちの1つでも、買う人にはたった1つの商品だ」
以前務めていた会社の社長が言っていました。
たしかにその通りだと思います。だから1000個のうち1つでも欠陥商品があれば他の999個も全チェックするのです。
こういうところから商品の品質を保っているのだと感じました。


「モチベーションは幻想だ」
学生時代に某NPOの代表が言っていました。その時は名言が生まれたと思ってただけですが、社会人になって感じました。
どんな体調でもどんな気分でも毎日職場に通って仕事をしなければならないということを。自分のモチベーション1つで仕事の分量を変えていたら組織全体に迷惑をかかることを。
それ以降モチベーションが低くても高くても一定のパフォーマンスで仕事をするように心がけています。


「想いがなければイベントはできないし、想いだけもイベントはできない」
学生時代に某NPOの非常勤職員さんが言っていました。恥ずかしいので面と向かっては言いませんがあの頃の僕にはとても響いた言葉でした。
是非みなさんもこの言葉の意味を考えてみてください。


「何が得られたかではなく、それを得るために何が失われたか、が「評価」である。」
敬愛する森博嗣さんがある本に書いていた言葉です。深い。


さて、ここまで今まで印象に残ったいろんな言葉を書いてきましたが、まだまだ僕の中で大切にしている言葉はあります。
BHで活動するみなさんも是非いろんな人のいろんな言葉はどんな意味で言っているか、なぜその人はそんなことを言ったのか、
その言葉の裏側はどんな意味があるか等を考えながら日々を過ごしてほしいと思います。きっといつか皆さんの糧になると思います。



松本