本を読む学生

今日は兵庫県のある高校でカタリ場が行われました。
カタリ場では各高校ごとに責任者の学生が就任し、スタッフ集めや資料作りなどを行っていきます。また本番当日の1週間前ほど前には、高校へ赴き当日の打ち合わせや企画の落とし所などを共有します。高校への訪問は担当職員の私と学生で行くのですが、大抵高校の正門前で待ち合わせをします。その際の学生の行動パターンはだいたい3つです。

1、これからプレゼンする企画書を読み込んでいる。(努力の姿勢が伺えます)
2、スマホを触っている。(たいていプレゼンがぼろぼろで後で私に痛烈なフィードバックを受ける運命となります)
3、いない=遅刻。(おととい来てください)

今回の責任者の学生は本を読んでいました。この姿はかなり珍しく、記憶にありません。今回の高校は電車で1時間以上かかる遠方の場所なので、ずっと本を読んで移動していたそうです。
企画書などをチェックするとき、文章力のあるないはそれぞれの学生で結構な差があるとつくづく感じます。今回の学生は、話し方は頼りないものの、言葉の使い方やこちらが言ったことの理解力は高いと感じました。やはり普段から活字に触れているというのはとても大きなアドバンテージだと思います。

私も社会人になりたての時に、世話役の上司の方から「私の仕事を真似する必要は全くないが、本だけは何でもいいから絶対に読め。」と言われたのを覚えています。物事を強制する方ではなかったのでなおさら記憶に残っています。確かに本から学ぶことは本当に大きいので、それは真実だなぁと感じます。例えば、世の中の有名な経営者と直接話すのは夢のまた夢ですが、本を手に取ればその人の考えていることを教えてもらえるのです。時代も関係ありません、昔の偉人とも考えを交わすことができるのです。これって本当にすごいことだと思います。

スマホのゲームもよいですが、ぜひ移動時間からでも本を読んでみてはいかがでしょうか?(鶴巻)

最近おもしろかった本はこんな感じです。まったく統一感がありません。