能島、母校に帰る

今日は関西学院大学の講義が終わってから、母校・関西学院高等部へ。
講義は大学のG号館という建物で行っていて、高等部の校舎はその真横。G号館を抜ければすぐに高等部と思いきや、今年から高等部に女子が入学したため、セキュリティが向上されており、通れなくなっていた。
仕方なく高等部の正門から突撃。
実は高等部の後輩が高等部で教員をしており、その後輩からソーシャルビジネスに関心のある生徒がいるので、是非、会ってほしいとの依頼を受けたのだ。
久しぶりの高等部校舎だったが、かつて中学部体育館があった場所に新しい建物があったりと、かなり浦島太郎状態。
しかも、校舎内には女子生徒も歩いていたりと・・・。
そんなわけで2人の高等部生徒と面会したのだが、その二人が本当にすごかった。正直、大学の社会起業学科の学生の数十倍くらい勉強している。(社起の学生には申し訳ないが、誇張のない事実。)
一人は国内の貧困問題、とりわけホームレスの課題について取り組みたいといい、もう一人は少年兵の問題について取り組みたいという。
とりあえず私の専門領域の一つでもある貧困問題について話しているとあっという間に3時間くらいが経過し、タイムオーバー。
少年兵の問題については、また改めてお話を伺うことに。
こんな高等部生が関学大に入学すると非常に心強いと思ったのだが、進路希望を聞くと、外部の大学への進学希望という。
こんな貴重な生徒をみすみす失うのは本当にもったいない。
関学大に魅力がないのか、高等部の指導の問題なのか、本人たちの意欲が高いのか、それはよくわからないが、それにしてももったいない。
しかも、二人は尼崎市在住。
久しぶりに学生と話をしていて、本気になった。
実にすばらしい時間だった。
高等部は私がいた頃の高等部とはもはや違う学校ですね。(いい意味でも、悪い意味でも。)