幼児教育に関する考察

昨日は7年振りに前職の同期夫婦に会いました。前職は教育系の会社だったので、同期夫婦の子どもへの教育的関わりも気になるところでした。私の子どもよりほぼ1歳下の子どもとの会話がこんな感じです。

「おいなりを食べますか?」
「はい、食べます。」

おおおおお!はい、いいえで受け答えをしています。また年齢を聞いても

「2歳と10ヶ月です。」

と答えていました。2歳10ヶ月にして月の概念まで分かるとは、同期恐るべしです。しかも厳しく指導しているという雰囲気も一切なく、ごく自然な関わりの中で子育てをしていました。

2年で辞めたとはいえ、私も腐っても元教育系会社の社員です。一応今も教育系NPOの社員です。お聞きなさい、私の子どもとの会話を。

「おにぎり食べるか?」
「えぇぇぇぇぇぇ!」
「なんで毎回「えぇぇ」やねん、できたから食べて。」
「むりー!」

一体誰が1回クッションを入れた後にボケるという関西地方の高等テクを教えているのでしょうか。私は関東出身なのでこういうテクニックは持ち合わせていません。謎です。
そして気づいたのです。私の会話には「助詞」がないのです。これはいけません。普段学習支援の研修で「助詞の理解がとても大事です。」と偉そうに喋っているのに、子どもに合わせる形で話し方が幼稚化してしまっているのです。

また、ただでさえ一緒にいる時間が少ないのに、プロ野球中継を見ながら

「この黄色いチーム(阪神)も青いチーム(DeNA)も応援したらだめだから。」
「なんでなん?」
「世の常だから。」

などとくだらない会話に終始している自分を悔いる時間となりました。

今後は
「黄色いチーム及び青いチームは応援をしてはいけませんよ。」
「はい、応援しません。」
と会話しなければなりません。キリシタンに対する踏み絵みたいです。(鶴巻)