スタートの地で

今月末で前職の指導役としてお世話になった先輩が転勤ということで、今仙台では送別会が行われているそうです。私もビデオレターで参戦しました。
会社を辞めた後もぼちぼちと繋がりがあり、仙台に行くと一緒にお酒を飲みながら楽しい時間を過ごさせていただいていましたが、転勤して仙台にいなくなると、何か一時代が終わってしまった気がします。
思えば新入社員で配属され、最初に先輩に言われたのが「俺は毎日7:15に来てるから好きにして。」ということでした。そう言われれば行くしかないので、先輩が7:15に出社し鍵を開け、私は7:20に出社するという修行をほぼ1年間続けました。冬などは寒いわ暗いわで起きるのがしんどすぎ、「太陽光を浴びると自然に目が覚める」という情報の元、タイマーで電球が付くような機器を購入し、やかましい目覚ましと同時に太陽拳みたいな電球ライト攻撃を浴び「ぐおっ!!」と言いながら毎日目覚めていました。後で分かったことですが、その先輩は普段は8時過ぎに出社する方だったので、新入社員の育成として、1年間も早朝出社に付き合ってくれたのでした。
「1年目の仕事の仕方の角度で、その後の40年間のすべてを支配する」との合い言葉を元に、決められた時間の中でどれだけ最速かつ質のある仕事をこなすか鍛えられました。あの頃教えてもらった言葉を1つ1つ思い出しながら、また会える日を楽しみに待ちましょう。(鶴巻)