卒業生に贈る言葉(北村編)

ご卒業おめでとうございます。9回目の文集ということで、書く事も変わらなくなってきましたが、頭を真っ白にし、ぱっと思いついた3つの言葉を記します。10数年後にBHで活動するかは分かりませんが、もし北村家の長男次男が卒業する時にも、こんな感じのキーワードで社会へ送り出すのではないかと思います。
【選択する力】どんなに悩んでもいい。誰かに言われたからでもいい。誰かの意見に参加してもいい。使命感だけでもいい。もちろんやりたいからなら尚更いい。どんな経緯であれ、最終的には「自分の事」は「自分」で選択することが重要です。「自分」で選択したことは、自分でしか責任が取れないもの。そして全てが正しいものです。BHにおいても、様々な立場や状況で選択されてきた皆さんだからこそ、次のステージでも「選択」できる日々を送れると信じています。
【タフさ】BHは言わずと知れた「厳しい」場所です。個々が「選択」したことに対して、とことんまで責任を求められるのが常です。心身共に「タフ」になった皆さんは、もう些細なことでは動じなくなっているでしょう。ただ恐らく次のステージにも、多々「辛い」こと、それに加え「理不尽」なことがあるかと思います。辛くなったり何かに困ったりしたら、自分の5m上で自分を客観的に見つめ、他人事のようにも考えてみて下さい。ちょっと気が楽になります。皆さんが「タフ」に生きていくと信じています。
【積極性】上記2つに欲張って加えるなら、「目的」に向かい、自分から「積極的」に働くということ。当たり前のことですが。組織に入るなら、大概のことはほぼ出来上がった環境です。それなりに何でもうまくいくでしょう。ただどうせ働くなら、「自分だからこそ」の働きがしたいものです。「新しいものを生み出す」か「今あるものをより良くする」。皆さんへのメッセージであるとともに、社会人生活12年目を迎える自分自身への戒めの言葉です。
上記3つを気にしておけば、少なくとも「死なない人生」ではなく、「生きる人生」になることでしょう。皆が自分が納得できる道を、強く生きて行くことを祈っています。(きたむら)