120h隔離生活

部屋に2人。力尽きて倒れ込む私。泣きわめく次男坊。悪寒。頭痛。関節痛。いつもと違う、、。
先週の寒中弁当の夜は、やはり微熱が出て早々に就寝することに。翌朝には、一旦熱が下がったので安心して、普段通り子どもの面倒を見ていました。ただ夕方から激変が。時速2℃のハイスピードで、見る見る内に39℃近くの高熱となり、そのまま力尽きてしまいました。インフルエンザの予防接種をしていたのですが、念のために車を走らせ病院に行くと、陽性と伝えられました。帰宅すると即時、BH直伝のインフルエンザ対策を実行することに。部屋中を換気、空気清浄機をフルにし、消毒液で部屋中を除菌。私はその瞬間から120時間の隔離生活を強いられることとなりました。既に一昼夜、子ども達とは濃厚すぎる接触をしていたので感染してないかだけかが心配でした。幸いなことに、長男は予防接種のお陰、次男は偉大な母乳の力で、その後発症することはありませんでした。
記憶の中では、初めてまともにインフルエンザに感染したと思うのですが、なかなか辛いものです。予防接種をしていたため軽度だったはずですが、全てを忘れ丸2日は寝ている状態となりました。こんなに寝たのは何年ぶりのことでしょうか。何より辛かったのは、6畳の部屋に隔離状態で、トイレ以外は出られないこと。たまに1cmほど扉を開けて、妻子の様子を覗く生活が続きました。数十cm先で我が子が泣いていても、何もできない時間だけが過ぎました。また育休を取ったのに、自身が「3人目の子ども」となり手間をかけることとなり申し訳ない気持ちで一杯でした。復帰後は、倍の働きで取り返すこととします。さらに辛かったのは熱が下がった後で、体は元気なものの部屋から出られず、一方、妻は家事や育児や私の世話に一層忙しくしている状態。悪いと思いながらどうすることもできないので、割り切ってひたすら溜まっていた本を延々と読むことにしました。
最後の2日は、妻子が実家に帰ることとなったので、リビングへの外出が許されることになりました。空気が旨い。歩き回れる。感動の一言です。その後は、溜まっていた欲求が一気に爆発し、調子にのって作業が遅れていた室内のペンキ塗り、掃除や洗濯などをし、あっという間に時間が過ぎていきました。幸か不幸か、自分が空気のように存在を消し、家族と近くにいながらも離れて暮らしたことで、客観的に普段の生活を見ることができ、色々考えることができた気がしています。あらためて昨日から送れている普段の生活に感謝です。(きたむら)