自分を見直す週末

先週末はブログでも更新していましたように、釜ヶ崎ワークショップ2011が行われ、私も企画管理者として4年ぶりに参加しました。

4年という月日はやはり長いものです。日雇い労働者の方が使用する通称ドヤ(簡易宿泊所)が、海外のバックパッカー向けに門戸を開いているのは衝撃でした。やはり情報は絶えず更新していかなければならないなと感じました。

4年ぶりに訪れて、個人的にも色々と考えさせられました。

私は東京で生まれ育ったので、路上生活者は日頃から目にする環境にいました。小学生の頃には、やはりクラスの話題となって盛り上がり、先生によく怒られたりしました。(こう振り返ると世間でいけないとされる悪行は一通りやっていたような小学校時代だったと反省反省です・・・。一方で、だからこそそういうことをする子どもたちの気持ちも分かるという自負もあったり・・・。)

学生時代にこのイベントに参加して、すべての考え方が変わりました。世の中の仕組みを理解していないと、こんなにも偏見に満ちた毎日を過ごしてしまうのかと。最後の振り返りで今回の感想を1文字で表すとというワークでは「恥」という漢字を選ぶほど、私にとっては大きなイベントでした。

今回最も気付かされたのは、そんな大きな転機があったにも関わらず、いつの間にか元と同じような目線で物事を見ていたということです。これはいつのまにか自分の都合のいいように枠を作っていってしまう証拠なのかもしれません。

参加する高校生の顔を見て、自分も気を引き締めていかないとと改めて思った週末なのでした。(つるまき)