阪神・淡路大震災追悼式典

本日は理事長と一緒に阪神・淡路大震災の追悼式典に参加をしました。
私鶴巻は高校3年まで東京で生活をしていたため、震災というものを体験していません。
高速道路が倒壊しているような風景も、私にとってはそれほど衝撃ではなかった気がします。(それは裏を返せばそれだけの恐怖な事件や映像が日常的にテレビから流れているということなのかもしれません。怖いです。)

大学から関西に来て活動を始めたものの、周りの震災に対する想いにほとんど共感できなくてやりきれない思いになったときもありました。

そんなこんなで、今年やっと追悼式典に参加することができました。きりっと冷えた空気の中、きっと様々な想いが交錯していたことでしょう。「しあわせ運べるように」という唄が流れたときに多くの人から流れた涙は、16年経った今も変わらない気持ちがあることの現れなのかもしれません。

追悼式典終了後、「人と防災未来センター」に寄りました。そこでは、映像で当時の悲惨な様子がリアルに描かれていて、身震いをしました。改めて今こうして生きていることが、当たり前ではないということを思いました。

最近は結婚もして、確実に年を重ねていることを実感したりします。そうすると、「生きていること」「死ぬこと」がより鮮明になってきている気がします。冬のせいか、そういうことを考えてしまう機会も多く、死ぬことに対して冷や汗が出てしまうこともあります。

「亡くなった人の分まで、毎日を大事に生きよう。」

そんな言葉を聞くと、なんだか昔よりもその言葉の意味がよく分かる気がします。
なぜこうして今日も生きていられるか不思議に感じつつ、明日からも毎日を大事にしていきたいと思います。(つるまき)


ヤサホーヤ 唄がきこえる 眠らずに朝まで踊る
ヤサホーヤ たき火を囲む 吐く息の白さが踊る
解き放て 命で笑え 満月の夕

満月の夕 / ソウル・フラワー・ユニオン