行政な一日

今日は、一日中、行政がらみの日だった。午後1時すぎに兵庫県自治研修所へ行き、そこで係長級の試験を合格した県職員の方々を対象に、協働に関してお話しする。行政職員の研修はそれなりに慣れているのだが、毎回、とまどうことも多い。一番のとまどいは、笑いとかの反応が、一般市民対象の研修に比べて圧倒的に少ないこと。今日も、1回だけ微笑程度の笑いがあったものの、それ以外は全くの沈黙だった。私の話術も、まだまだということだろう。ちなみに、その研修の打ち合わせのときに聞いた話なのだが、この係長級の試験の倍率は約30倍程度らしい。しかも、その試験に受からなければ管理職になれないらしい。県職員にすらなるのが難しいこのご時世に、県庁に入ってからも高倍率な試験が控えているとは、行政職員も本当に大変だと思う。それと同時に、いつも会議で顔を合わせる県庁の課長の皆さんが、こんな過酷な試験を経てこられたということを知り、ちょっぴり尊敬度がアップした。
 その後、西宮に戻り、市民交流センターにて、西宮市がこの秋に設置しようとしている「協働会議」について打ち合わせを行う。県内の市町レベルで、自治体が公式な機関としてこのような会議を設置するのは、まだまだ珍しいのだが、なんとか発足にこぎ着けることができそうな予感である。
 その後、事務所に戻り、その協働会議がらみの書類を作成する。本当に今日は行政な一日だった。(のじま)