キャンプ第2日目

 今日は、キャンプ2日目。といっても私の仕事は昨日と同じく、ログハウスの留守番。ずっと座っているだけなので、非常に楽そうに思われるのだが、なかなかきついのだ。確かに体力的には非常に楽なのだが、机を前にしながら、ずっと座って、トランシーバーで伝えられる情報を聞いているだけの仕事というのは、精神的に非常に苦しい。たとえれば、某企業で作られたという、机しかなく、仕事のないリストラ部屋に入れられたといえば、それに近しいのかもしれない。 もっとも、事故が起きたり、台風がやってきたり、そんなことが起きれば私の仕事もぐっと増えるのだが、そんなことは起きない方が良いわけで、消防署のように暇な方がよいというなかなか精神的に苦しい仕事なのである。 今日は、子どもたちはオリエンテーリングをしたり、お城づくりをして楽しんでいたようである。(トランシーバーを通じた伝聞情報でしかないのだが・・・) あと、今日は、何人か班になじめない子どもが、救護担当のスタッフのところに集まってきていたことが、夜のミーティングで議論になった。当会のキャンプでは、子どもたちの班に常時、付き添うリーダーと呼ばれる者と企画や進行の裏方を行うスタッフと呼ばれる者に分かれて運営されている。この議論は、スタッフのミーティングで出された。 「救護や本部はできるだけ子どもが来ても、班に戻すようにするべきではないのか?」「いや、班にあわない子どもは、本部で個別に対応した方がよい!」とか、いろんな議論が行われた。新人達も非常に積極的に自分の意見を述べていて、その状況に私はすこし感動した。学年や経験の差にとらわれず、自分の意見をはっきりと伝えるその姿勢は、よりよいキャンプを作るという目標に向かってそれぞれが熱い思いを持ち、真剣に取り組んでいることの表れだと思った。 このキャンプの新人達のこれからが、ホントに楽しみである。(のじま)