遠方より友あり

 この春に関西学院大学を卒業して、現在、立教大学の大学院で学んでいる川中前副理事長が事務所に来訪された。彼は、東京において、大学院で学ぶ傍ら、人と組織と地球のための国際研究所[IIHOE]という組織でフェローとして業務に当たっている。 そういえば、数年前、まだ理事に就任したばかりであった、川中などとともにIIHOEの主催するNPOマネジメント合宿に参加したことを思い出す。ちょうど、そのときに全国のNPOの方々やIIHOEの川北さんなどと出会い、彼はNPOマネジメントについて、関心を持ち始め、そしていまはIIHOEで働いている。人の出会いというのは、偶然によるものであろうが、一方で、その偶然から何を導き出すのかは個人の自由選択の割合が非常に大きいのではないかと思う。チャンスとか、機会とかも同じようなものかもしれない。偶然の機会を、自分のものにするのか、見逃すのか、それは自分の選択やアクションにかかっているのだろうと思う。 東京でより一層たくましくなった川中を見ながら、そんなことを思う。(のじま)