世紀末も過ぎたのに

 理事長以下山ごもりしている間に、下界ではとんでもないことが起きています。米国テロ事件、死傷者数千人。我々の記憶の新しいところでは阪神大震災の被害を思い出しますが、今回は人災。 政治と宗教はNPO業界ではタブーですが、個人の信教の自由は憲法で保障されているということで、あえて少し。不愉快に感じられる読者がいたら、先にお詫び申し上げます。 米国および世界の世論では、早くもリベンジに向けた動きが進んでいるようですが、報復が果たしてテロ活動の撲滅に役立つのか?と思うのです。カトリックのクリスチャンである自分としては、あえて北風と太陽理論を主張したい。憎しみに同じ憎しみで返していたら、いつまでたっても終わらないと思うわけです。そもそも人間同士のこの争いを、善対悪という図式にできるのか、かなり疑問に感じます。 何よりも被害に遭われた皆様の一日も速いご回復と、ご冥福を、本当に、心からお祈り申し上げます。(近藤)