点と点をつなぐ

昨日・今日と社会事業家の皆さまのご一緒する研修に来ております。
実施経歴だけを見ると、BHは20年以上やってきているのですが、
色々なNPO等が集まって団体の課題を聞くととてもためになることを多く、非常におもしろい取り組みです。

私は少し遅れて参加となったのですが、
松本理事長と一緒にBHの中長期ビジョンなどを話していきます。

BHのミッションを見ると(今の学生は知っているのだろうか・・・)、下記になる。

ブレーンヒューマニティーは、若者や子ども達が将来の社会において重要な役割を担うことを信じ、次の使命を掲げる。
1. 子ども達に対し、それぞれが多様な価値に触れ、選択肢を広げることのできる機会を提供する。
2. 若者に対し、多様な価値を創造していくための機会と基盤を提供する。
3. 社会や地域に対し、若者や子ども達が自分らしく生きることのできる環境づくりを推進する。

我々は、子どもたちに対し、多様な価値に触れ、選択肢を広げることのできる機会を提供しなければならない。

今のBHの事業で本当にそれが出来ているのだろうかと少し考えてみる。

すると、僕らの事業はとても縦割りなことに気づく。
小学生はレクリエーション、中高生はマレーシアとキャリア教育・・・

もっと言えば、僕らはすごい豆粒の中で活動をしている。
デイイベントがまだ年間を通してプログラムを提供しているが、
キャンプでいえば、小学校低学年の一夏で、キャリア教育で言えば、高校生活の中でのたった2時間の授業で活動をする。

子どもたちからすれば、本当に一瞬の出来事になるのは違いないと思う。
もちろんかなりの最大瞬間勢力を発揮し、とてつもないインパクトを生むことも目指すこともできると思うが、
現状世の中でも野外活動やキャリア教育を実施している団体も多くあり、
子どもたちにとって、少しずつ今提供しているものが日常の中に入って来ている様な気がしている。

そんなことを考えと、あと10年後に今やっている事業は存続しているのか?ニーズはあるのか?と考えてしまう。
答えが出たわけではなく、どうすればいいかと悩みを吐き出すだけでしかないが、
今僕らはそんな段階の中で生活しているのだ。

なんとなくだが、今までみたいに各事業部がそれぞればらばらに事業展開をしていてもいけないような気がしている。
もっと連携して、外部の団体ともつながって、事業を行っていく。

Aという小学生低学年が高校卒業するまでに、
野外活動やワークキャンプ、学習支援、キャリア教育など、色々な分野で学校外の教育が存在している。
それはブレーンヒューマニティーの活動でなくてもいいかもしれない。

支援する側がもっと多様にならなければ、多様な価値を創り出すことも提供できることもできない気がする。
そういう点と点をどうつないでいくのか。

これからもっと考えていきたい。

(片岡)