今いいですか?はダメですか?

例えば、町でばったり偶然の出会いがあったとしよう。
それは本当に偶然なのだろうか。

相手の行動パターンを把握すれば偶然は生み出せるような気がする。
まさかここで会わないという絶妙なタイミングで、
しかも相手の前をさりげなく通り過ぎれば偶然性は高まるような気がする。

なにが言いたいかというとみんなも人に話しかけるときは十分に相手の様子、
タイミングを伺うことが大切だということだ。

こんな時に話しかけられるとすこし嫌だなと思う瞬間をご紹介しよう。

1.電卓をたたいている時
これは史上最悪な瞬間だ。
電卓なんてどこまで打ったかすぐわからなくなる。
それなのに今いいですか?と聞かれてもいいわけないでしょと思う。
ほんとうに電卓を鍵打している瞬間に話しかけるのはやめて欲しい。
かなりのにらみをきかせることうけおいだ。

2.細かな数字をチェックしている瞬間
これもまぁまぁ嫌な瞬間だ。
いくつもの書類の整合性や間違いを見ているときはとてつもなく集中している。
なのに「今いいですか?」と聞かれてもよくはないに決まっている。
これは少し不機嫌そうな声を出してしまう。

3.エクセルの数式を組んでいる瞬間
これも嫌だ。
数式によってはかなり緻密に式を組み立てている。
これはドミノを並べている途中に話しかけられているようなものだ。
しかしこれは私の画面を見ないとわからないので相手を責めるわけにはいかない。
ただ、すこしムッとはしてしまう。

じゃあ逆にいつならいいの?
と思われる方もいるかもしれない。
なのでこの瞬間はおすすめですという機会も書いておこう。

1.早く終わった常務会後
常務会後は1日終わった!感があるけどまだ21時前だからまだ帰るには早いなでも、
やる気起きないから帰ろっかなーと考えてたりする。
その瞬間であれば相当めんどくさくない用事以外はだいたいOKする。
むしろごはんとか行きませんか?
とか言われると70%くらいの確立でOKすると思う。
しかし、くまさんが「ごはん」とつぶやいている時は要注意だ。
そちらに持っていかれる可能性が高い

2.行き詰って「あぁー」と言っている時
ここも狙い目だ。
しかし普通に話しかけてはダメだ。
「コーヒーでもどうですか?」とか声かをかけてもらえると、
意外と単純なので「お!いいね!」ってなる。
そして、コンビニに行きながら
「帰ったらこれお願いしてもいいですか?」とか言ってもらえるとほぼOKだ。
これがうまいのが久米くんだ。
彼のタイミングのうまさはなかなかである。

3.ふらっとフリスペに入ってきたとき
この時も暇な時だ。
しかし間違ってはいけないことがある。
それはいきなり要件を伝えることだ。
ビジネスシーンでは要件を先に言えと教えられる。
しかしそういうときに、結論から申し上げててはダメだ。
結論から申し上げることがダメな瞬間があるのだ。
福井くんなどはこれを身をもって体験している。

重要なのは、「コンビニ行きましょう!」というワンクッションだ。
私は別に雑談は好まない。でも暇なときはコンビニまで移動したいものなのだ。
クッションを挟むことによって空気が和み、
ついついお願いを聞いてしまうというものだ。

いろんなものが省かれている世の中で、
無駄なワンクッションは大切だと思う。
松本さんは無駄なことが嫌いそうと思っている方もいるかもしれない。
でもそれは仕事モードなだけで、
それを解除すると意外と無駄なことが大好きだ。
そこの鍵を開けれるかはあなた次第だ。

松本