まずは形から

何事も私は形から入る癖がある。
それは決して形から入ることで満足感を得たいわけではない。
投資をしてしまったという事実を積み重ね、自分を追い込むためである。

私は隙があれば怠けるための努力を惜しまない自分が嫌いではない。
ただ、生粋の怠け癖を持つ自分だからこそ形から入って追い込んでいるのである。

登山を始めた時もそうだった。
富士山に登るという事実だけがあった。
しかしやる気がでない。

まず、靴を買った。
これはドラクエ的には鍋の蓋から鉄の盾を手に入れたくらいの心強さであった。
そして私はストックを買った。
これはこん棒が鉄の剣になったくらいの気持ちであった。
最後に登山っぽい服を買った。
もはや勇者のころもを手に入れたくらいの気持ちであった。
気持ち的にはデスタムーアくらいなら倒せる!

そして私は富士山に登るための練習に向かった。
この装備品は富士山用なのでその辺の山ならすいすい登れる気がした。
そして富士山に登り、未だに投資を回収するために時たま登山に行く。

私にとって形から入ることはとても重要なことなのである。

さて、こんなことを書いているということは私には今やらなければならないことがある。
そう、それは修士論文だ。(私は昨年から大阪市立大学の大学院に通っている。)

・家の机はPCで作業するには不向きだ
・座椅子はお尻が痛い
・ついついTVを見てしまう。
・画面が小さい
・なによりデスクでないとやる気がでない

そんな松本会議を自分でしながら1つずつやらないと言い訳をつぶしていった。
そう、その形がこれだ!

もはや書けたも同然である。

松本