49%

日本の労働人口の約49%が、技術的には人工知能等で代替可能に
https://www.nri.com/jp/news/2015/151202_1.aspx

何年後かに無くなっている職業がいくつあるかみたいな話はかなり前から話題になっている。

あまりこういうことには詳しくないが、技術の進歩はきっと良いことだと思うし、今ある職業がなくなったとしても別の職業が生まれるのだろうと楽観的に考えてしまう。

ただ、そんな自分でも何となくわかるのは、機械で代替可能な技術を必要とする職種がなくなっていき、クリエイターみたいな何かを創造したり、人と人とをつなぐ役割を担う職種が残っていく。

当たり前だが、職種が残る=将来必要とされる能力なのであって、「協調性」や「創造性」みたいなものがこれから求められるということなのだろう。

この辺りは、2020年学習指導要領改訂で言われている「生きる力」とも通じる部分だと思う。

要するに、人間にしかできない力を伸ばすために教育も変えていきましょうよという感じ。
簡略化しすぎている感は否めないがお許しを...

何が言いたいのかというと、キャンプの意義ってこういうことなのかなあと思うのです。

別にキャンプでテントの張り方や、いかだの作り方、火の起こし方という技術を学んでほしいとは全く思っていなくて、

・作ったこともないテントや大きないかだを班のみんなで完成させる為に協力すること
・おいしいご飯を作るために、必要な準備は何か、役割分担はどうするか話し合うこと

そういう、これからの日常生活で必要な作業を、実際に体験を通じて感じてもらうことが目的で行っている。

「子どもの成長」とか「生きる力」とか、どうしても抽象的な言葉になってしまうけど、実際にキャンプで子どもたちを見て感じる変化はやっぱり社会全体から見ても大事だね、伸ばしていきたいねと言われてき始めているのだと思う。

なんだか、褒められている気がして悪い気はしないが、同時にこうした体験活動の効果を可視化できるようにする必要性を感じる。

(おかたく)