卒業

事務所前の西宮北口駅前の通称三角公園が、歓送迎会や卒業パーティーなどで騒がしくなる今日この頃。

BHでも卒業パーティーが行われ、4回生を送り出した。

今年卒業した彼女たちは僕が3回生の春に入学してきた。

当時、人材管理担当理事として新歓の準備や新入生対象キャンプの準備を行っていた自分は、彼女たちが一人でも多くBHに入ってくれることで、自分の責任を果たしたと安心していた。

しかし4年もたてばいろいろな側面もみえてくるものだ。

社会に出たときに、BHにいたおかげでぶつかる壁もあることがようやく分かってきた。

給料をもらうためと割り切って働くことができれば、苦しむこともないだろうが、
「その行動をとった判断理由はなにか?」
「その意見の証拠は?」
「顧客のためになることは一体どういうことか?」
そんな言葉を投げかけられ続けたBHの卒業生はそうはいかない。

世の中には
「上から言われたとおりにやればいい」
「ルールにはないけど昔からそうしているから」
「とりあえず上司の描いた結論になるように辻褄をあわせる」
みたいな、くそつまんないことが山ほどあってそれに屈する場面もたくさんあると思う。

それでもBHの学生には、少しでいいのでそんな社会の不条理と戦ってほしいと願っている。
こいつら終わってる…と思っても、そこで社会を見捨てないでほしい。
これから卒業していくみんなの後輩が少しでもそんな思いをしなくていいように。

「BHの頃は…」と酒のあてにするだけでは、BHの意義はない。

BHで学んだことが生かされる社会に変えていってほしいし、そうなるように僕自身も頑張ろうと思う。

卒業するみなさん、そしてりょうくん、本当にお疲れ様でした。

これからばらばらになりますが、お互いに頑張りましょう。

そして、また会いましょう。

(おかたく)