総括と抱負みたいなもの

振り返る暇もなく2016年が終わり、じっくり今年の目標を考える暇もなく2017年が次々と押し寄せてくる。
この1年、経験することすべてが初めてで、どの職員よりも年上に見えるほどには老けた。
※これは他の職員たちの見た目にも要因はあるのだがここでは割愛。

自分にとって大きな変化は2つだと思う。

1.従業員から役員への変化
2016年、一番の変化は「給料をもらう人」から「給料を払う人」への変化だ。
まあまだ給料を払うような従業員はいないので、この言葉は正確には正しくないが、今までの「定められた時間働けば一定の給料が支払われる」という約束はなくなり、「自分が利益をあげない限り給料が払えない」という環境になった。
また今まで「どうやって効率的に自分の仕事を終わらせるか」を考えていたものが、「どうやってお金を稼ぐか」という壮大な問いになり、そのために必要だと思われることは何でもしなければならないタスクになった。自分の時間は圧倒的に少なくなったし、(2)の影響もあるが仕事とプライベートの境界が曖昧になった。


2.客商売への変化
BHの職員が行う業務は基本的に仕組み作りや学生・アルバイトの管理など直接的にサービスの受益者とかかわることは少ない。それが業種の変更により、自分が直接お客さんと顔を合わす機会が圧倒的に増えた。人は色々な表情を見せる。自分の力不足もあり、「声にならないクレーム」や「言葉にしない不安感」に出会った。もちろんポジティブな面もあるのでそれこそが客商売の醍醐味なのだろうが...
また「いかに正しい書類か」や「どちらが合理的な方法か」ということを大事にしてきた自分にとっては、「仲良しだから」とか「お世話になったから」という理由で存在するビジネスがあることは衝撃で、面白さも感じる部分であった。

と、こんなことを書いている最中、理事長から「岡田は何か大事なものを失っていった気がする」と言われて少し凹む。

確かに正直さや人柄だけが取り柄と言われていた自分にとっては似合わない仕事かもしれない。

今年もいろんなものを失うことになると思う。

でもそれはもっと大事な何かを守るためなのだ、と信じたい。

勝負の1年。どうなることやら...


(おかたく)