ことばの裏側
今日は嬉しい話があった。
行政と一緒に行っている学習支援では、毎月1回子どもの様子を報告し、共有する場を設けている。
そこで今週話題にあがったのが、「2時間えんぴつを持って、勉強ができる様になった」というお話。
文章だけみるとごく当たり前のことかもしれないし、
当然「学習会」なのだから、勉強ができることは普通なのかもしれない。
ただ、自分たちが運営している学習会では、本当にいろいろな子どもたちが参加している。
不登校・非行・発達障がい・知的障がい・学習障がい・起立性調節障がいなどなど・・・
どちらかというと学校では、なかなか受け皿にならないケースが多い様に思う。
そういう子どもたちが、学習会に来て、少しずつ少しずつ積み重ねて行っている。
2時間勉強できる様になった子も、やっている範囲はまだ足し算・引き算ではあるが、マスター出来る様に一生懸命チャレンジしている。
スタッフにはいつも話しているのは、学校の範囲が今その子にとって一番必要なところではないということ。中には、中学3年生でアルファベットを行う子や、四則計算をやる子もいる。1人1人が自分にあったところを行えるような場にしている。
「2時間ずっと勉強できるようになった」
言葉で書けばそれだけなのだが、ここまでたどり着くには、本人の相当の努力と教えているスタッフの支えがあってこそだと思う。
もうすぐ、受験シーズンに突入するが、引き続きこういう場を継続していきたい。
(片岡)